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タンドラ 修理

tundra

今日はタンドラの故障、修理について高野君に書いてもらいました。
↓↓

今回お預かりした神子田様のタンドラですが、エンジンチェックランプが付いて

ぜんぜん前に進まなくなってしまったとのこと。

テスターを繋いで調べてみるとセカンダリーエアーインジェクションコントロールシステムに異常あり。

エアースイッチングバルブが開いたまま固着というエラーコードが出ました。


排気ガスに二次空気を送り未燃焼ガスを再燃焼させて有害物質を減らすシステムで、

イラスト右上の経路が開きっぱなしの状態になってしまったようです。

ポンプを外し、ホースをチェックするとバンク2側のホースだけ湿っぽい感じが…。

水が入ってしまったようで、それが原因でスイッチングバルブがさびで

固着してしまったものと思われます。

スイッチングバルブはインマニ下、さらに一番奥についているのでインマニ周りを外します。

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エキマニにつながるパイプを外してスイッチングバルブを取り出します。

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見た目は特に問題なさそうですが、向かって左側、内部に少しさびが見られます。

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さらに分解してチェックすると少し開いたまま固着しています。

通電していない状態だと本来は閉じているので、息を吹き込んでも下から出てくることが無いのですが、

固着している方に息を吹き込むと、中にたまっていた水分と一緒にシューシュー漏れてきます。

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不具合箇所の原因も分かったので、取り寄せていた新しい部品を組み込んで復元です。

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エアーインジェクションポンプの方も交換し、走行チェック&テスターでスイッチングバルブの作動を

確認して作業終了です。

アメリカでは延長保証の対象で、2012年以降のモデルには対策用のアップデートも出るくらい

メジャーな故障のようです。



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これまでにたくさんタンドラを販売してきましたが、このようなことは初めてでした。

いい勉強になりました。


明朝、神子田様にお返し致します!!



ではまた。



[ ] 16/04/28 | 19:18

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